デイトレードでの取引では、たとえうまく節税するチャンスがあり、実際に皆が問題なく行なってい
る合法的な方法であっても、積極的に細工をしていくことはあまり強くはお勧めできません。証券
会社の選択の項でもご説明しましたが、税務署はしっかりあなたの取引を監視しています。また、
税務調査の取っ掛かりとしてその節税に対して行なわれた行為を利用してやってくるかもしれま
せん。(経験者は語る・・・ですかね)
ただでさえ不自然な売買と思われがちなデイトレードですから、それ以上に不自然なことはできれ
ば避けたいところです。
よって、私個人の見解としてですが、デイトレードそのものに全力を注ぎたいのなら、申告の手間が
要らない「特定口座(源泉徴収あり)」がベストです。
また、複数証券会社の口座を持ち、信用取引なども交えて本格的に売買を行なっていく場合は、そ
れぞれの証券会社の口座を「特定口座(源泉徴収なし)」とします。そして、1年間のそれぞれの取
引の記録である「年間取引報告書」を各証券会社が作成しますので、その報告書をもとに申告・納
税します。(税務署に行けば丁寧に教えてくれます。特定口座なので結構簡単に確定申告できま
す。)
本格的にデイトレードをやっていかれるのであれば、複数のネット証券の口座を使い分けるのは必
須ですし、確定申告も当然必要ですが、慣れてしまえばどうということはありません。非常に簡単
です。
納税についてですが、もし口座を分けて売買をしていれば、確定申告後の納税ということになります。
必ず概算でどの程度の納税額かは前もって把握し、売買資金とは別に他の銀行口座にプールして
おかなければなりません。これは必須ですので忘れないよう、準備します。
ぜひトライしてみてください。
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次に、資金運用について。
実際の売買における資金の運用方法についてになりますが、最初の段階での資金が少ない場面
では(おおむね100万円以下)腕慣らしとして1,000株の売買を前場で2回、後場で2回程度こ
なしてみましょう。ただ、ループトレードになりますので、売買する予定の銘柄の選択を最低10銘柄
程度は用意しておく必要があります。(同じ株はその日の内ではできない決まりになっています。)
まず、この程度の回数をしっかりこなします。これを約2週間。
次は、本格的に売買の量を増やすために「信用取引」を活用します。
(※信用口座の開設が必要です。)
計算上、100万円の現金を差し入れると、最大300万円の取引が可能になります。これで、1回の
取引株数を1,000株から3,000株程度に増やすことができます。あとは資金の増加に伴って1回
の株数を増やすなり、1度に取引する銘柄数を増やすなりしていきます。
この流れの中で、若干の注意事項があります。以下、参考にして下さい。
・資金が少ないうちはほぼ全額に近い額を毎回のトレードごとに利用する。でないと、一回の取引
での利益額が少ないために、なかなか資金が増加しない。
・「信用取引は怖い」と考えている人は結構多く、また確かに中・長期保有の株式投資の場合は
そう言えるかもしれませんが、デイトレードに関してはこれは全く当てはまりません。購入した株は
全てその日のうちに売却してしまいますから、損益は毎日わかりますし、その売買にかかる金利
負担など本当に微々たるものです。特に、少ない資金のスタート時には信用取引は絶対に使うべ
きです。
・理論的に「売ったつもり」「買ったつもり」の“つもり売買”はいくらやっても何の足しにもなりません。
最低限の知識を学び、自分なりの出動パターン・損切りルール(ロスカット)を決めた段階で、前場・
後場各1回ずつの売買でもいいので必ず実際の売買をやってみることが何よりも重要です。ここで
「資金が実際に減る怖さ」「値上がった持ち株を売却する時の迷い・・・もう少し上がるんじゃないだ
ろうかという欲」「実際のロスカットの抵抗感」などを学べます。
・資金が増加し、取引スタイルも安定してきたら、他の出動パターンを自分のものにするトレーニン
グをするもよし、取引回数よりも1回の売買の株数を増やして取引ごとの利益の増加を目指すもよ
し、どんなパターンでも自分に適していると感じればそちらに進んでいかれればいいと思います。
ただ、慣れてくると売買が雑でいい加減になったり、大きな利益をその都度狙って損切りが遅れて
しまう方が多くなるようですので、初心を忘れることがないようにしたいものです。