デイトレードの真髄は「1日の中の小さな値動きをたくさん拾い集めてトータルで利益にする」ことです
ので、その売買に関わる経費関連の中で、自分でコントロールできる部分はとにかく安く済ませる必
要があります。
中でも重要なのが証券会社に支払う「手数料」です。
実際問題、株式をどこで買い付けようが、売却しようが、その売買は実質、証券・金融ネットワークの
データのやり取りでしかないため、その質に差はありません。ご自分の売買スタイルに合わせてとに
かく有利で安いところに証券口座を持ち、無駄な経費を抑えることが大変重要です。
そのほかの経費やコスト(主に税金)は残念ながら努力によって大きく削減できるようなものではなく、
また不自然なことをすると恐ろしい税務調査が待ち構えているのです。節税目的で変なテクニックを
使うととんでもないしっぺ返しをされるでしょう。
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余談ですが、私の株式トレードの経験の中で、1度だけ税務調査をされた苦い経験があります。
この年はいろいろな売買に手を染め、売買も順調(1億円以上の純利益)だったために、何とか節税
できないものかといろいろな手を考え、売買ごとに源泉納税と申告納税を切り替えたり、同じ銘柄を
違う証券会社で違ったポジションで売買したり、つなぎやサヤ取りをやったり、もうめちゃくちゃでした。
結果、税務調査が入り、その不自然さを指摘された挙句、数年前にまでさかのぼって追徴課税され
てしまったため、5,000万円近く持っていかれました。また、申告納税や信用取引から何かしらのデ
ータが税務署に行ったらしく、おおもとの現金がどこから出たのか、誰かに贈与されていないかなど、
重箱の隅をつつくような質問攻めに合い、結果として大幅な修正申告書を出させられました。
この時より、「納税は源泉で」と決めました。また、現在では「特定口座(源泉徴収あり)」以外での
売買はしていません。もし会社組織などをつくり、トレードを事業としてお考えであれば全て申告する
つもりで一から計画されれば問題ないでしょうが、個人的な株取引の範囲ならば、
「特定口座(源泉徴収あり)」
を強くお勧めします。
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話が大きくそれてしまいましたが、元に戻しまして、証券会社の選択基準です。
デイトレードは株式売買方の中でもやや特殊な部類に入り、「1日のうちで少なくても数回、多いとき
で数十回程の売買注文を出す」訳で、普通ならその回数分の手数料が取られてしまいますが、そん
な多額の手数料を支払っていてはデイトレードで利益を出すことはほぼ不可能でしょう。
しかし、証券会社、特にネット専業の証券会社の中には驚くような低率の売買手数料で、しかも売買
回数でなく、売買代金の1日のトータルに対して手数料を決める「ボックスレート」という手数料の算定
方式を採用している証券会社が多くあります。
デイトレードが広く一般に浸透していった理由には、この「ボックスレート」のおかげということもあり、
大げさに聞こえるかもしれませんがこの「手数料体系の低額化がそっくりそのままデイトレーダーの
利益になっている」といっても過言ではありません。また、この手数料の低額化によって、最小値動き
のたった1円幅(=1円抜き)でも利益にすることが可能で、そのことがデイトレードで超短時間のトレー
ディングでも利益が出せるベースになっています。
また、他にも証券会社を選択する上で絶対に外せない条件があります。それは「ループトレード」がで
きるかどうかです。この取引ルールにより、1日のうちで同じ資金を何回も使って多くの売買注文を出
すことができます。普通の株式取引では、1度買い注文を出し、その日のうちに手仕舞いの売り注文
を出した場合は、その取引に使った資金は清算が済むまでの数日間は動かせません。
しかし、この「ループトレード」を採用している証券会社であれば、その資金の清算を計算上で行った
うえで、実質の取引可能な額をその日のうちに次の売買に向かわせることを可能にしてくれます。
この制度はデイトレーダー、特に投資に使える総額が非常に少ない(数十万程度)初心者トレーダー
でも、テクニックさえあれば十分な利益を確保できることを意味します。まさにデイトレードをするため
にある制度ともいえます。
よって、皆さんももしデイトレードをおやりになられるのであれば、まず間違いのない証券会社を選択
してください。ここでつまずくとそのあとのデイトレードでの利益はほぼ絶望的になってしまいますので。
ただ、注意していただきたい点があります。それは、「手数料の安さだけで判断しない」ということと、
「複数、できれば多くのネット証券の口座を例え使わなくても開設しておいたほうが何かと便利」
ということです。
どうしてかというと、確かに手数料は安いに越したことはありませんが、その手数料体制はいつまで
続くか分かりませんし、もしかするとその時にそれほど安くなかった証券会社が突然安い料率を打ち
出してくるかもしれません。
それに加えて考えておかなければいけない重要なことのなかに、「ループトレードで売買した銘柄は、
その日のうちに同じ資金ではもう一度売買できない」ということがあります。
このルールによる機会損失を無くすために、同じ銘柄を再度売買するときに資金不足に陥らないように、
私の場合は信用取引も頻繁に利用します。最大で差し入れた自己資金の実質約3倍の取引が可能
ですし、信用取引特有の「空売り」から売買を始めることもできます。
(その観点から有利な証券会社の取引口座も必要になります。)
また、手数料の安さばかりに目が行きがちですが、それぞれの証券会社から提供されている情報に
もその証券会社独特の工夫がなされている場合も多く、その点に関してははっきり申し上げて優劣
の差がつけられない状態です。また、表面上は同じ料金体系であっても、実際の取引に際しての発
注画面での操作方法が非常に手間がかかったり、めんどくさかったりしてスムーズに多くの注文を出
しにくい洗練されていない操作画面の証券会社も実際には多くあります。
よって、あくまでも私個人の考え方ですが、
1.実際に取引する口座は徹底的に安さにこだわって選び、決して高いところには注文を出さない。
しかし、発注に際しての操作画面が複雑で手間のかかる場合はそれだけで利益を失いかねない
問題なので、そのことも考慮に入れて、実際に一番有利で、しかもスムーズに売買できるように、
うまく口座を使い分ける。
2.ただ、とりあえず現存するネット証券の口座はたとえ使わなくてもほぼ全て開設し、使えるサービ
スや提供される情報のうちで、自分のデイトレードにマッチした情報が提供されている画面を後ほど
ご説明する多画面PCの画面の1つに組み込む。また、IPO(新規公開株)も証券会社によってまちまち
なので、たくさん口座を持っていれば抽選で当たる確立が高くなります。
(すみません。私自身は現在もデイトレードを中心としながらも、他の売買手法もかなり取り入れてい
ます。流行のFXなんかも、流行る以前からずっとやっています。投資可能金額が10億円を超えてい
ますので、全てデイトレードで運用するのは実際には難しく、その関係で確率的に有利なIPOも運用
先としては安心なので利用させてもらってます。)
3.手数料が大幅に見直された場合は、一瞬で他の口座に取引の全てを移動する。(これ、実際によ
く発生してます。たくさん口座を持っていると、こんなときにも即対応できます。もしこれが遅れると、入
れ替え時に数日間売買できなくなるリスクが発生する他、実質の手数料だけでも何万円〜何十万円
単位の差になって現れてしまうため、安さで競争しているネット証券の口座だけはぜひ押さえておきた
いものです。)
全ての情報紹介ページで今現在、口座開設しておいたほうが良い証券会社を列挙し、その中で
デイトレードをするためメインに使っても良いと思われるネット証券数社をお教えいたしますが、なぜ
そうなのかなど、ややこしい解説は省きます。なぜなら、「単に安いから」という理由だけだからです。
当然、メインで使わない証券口座でも、例えば「カブドットコム」などの“逆指値”のような、特別な
発注形態が機能に含まれていたりしますので、口座はできるだけ多く持っていて損なしと感じます。
(最近では口座開設にかかる印紙代4,000円も証券会社が持ってくれたりするので、口座開設は
以前より抵抗感はないですね。)
また、他のサイトで「ネット証券会社の比較」などよくやっていますが、ご自分で全て調べ、比較し、
使ってみなければまず分からないと思います。また、私の場合、デイトレード以外の取引は結構
満遍なくいろいろな口座のサービスを比較しながら利用していますが、その人の取引手法によって
有利な証券会社はがらりと変わるものです。よって、できるだけ多くの口座を開設しておくことをお
勧めします。
【ネット証券の案内ページへ】